2021年度 腫瘍細胞含有割合の評価フォトサーベイ実施のお知らせ
●回答期間:2021年 10月12日(火)~2021年11月15日(月)
腫瘍細胞含有割合評価に関するフォトサーベイ
本邦におけるがん遺伝子パネル検査は、2019年6月より保険診療として開始されました。日本病理精度保証機構は日本病理学会精度管理委員会と協働し、保険診療開始前の2018年度から2年にわたり、腫瘍細胞含有割合評価の現状把握のための調査研究(フォトサーベイとアンケート調査)を実施いたしましたが、その重要性に鑑み、今年度より日本病理精度保証機構の正式な外部精度評価項目として、フォトサーベイを実施することとなりました。なお本フォトサーベイの集計結果は、2022年3月に実施予定の教育・研修会で報告させていただきます(各施設で行った個別の評価データの公表はいたしません)。
本フォトサーベイは,以下の手順に従ってお進めください。
STEP1 記入用紙への基本情報欄への記入
以下の「評価およびアンケート記入用紙はこちら(Excel)」から,記入用紙をダウンロードし、『基本情報』欄へご記入ください。
※一部施設にて回答をExcelデータに上書き保存できない箇所があるとの指摘を頂いております。
保存できない箇所については、メール記載で構いませんのでご回答をご教授いただけますと幸いです。
事務局にてデータに追記の上、お戻しさせていただきます。
STEP2 画像による腫瘍含有割合評価
スライド画像は、下記URLよりID/パスワードを入力して「JPQAS外部精度評価事業」フォルダに入っていただき、「2021後期フォトサーベイ」フォルダ,次いで「2,腫瘍含有割合評価」フォルダへ進んで頂き、以下のTC-11~TC-15のHE染色標本のバーチャルスライドが表示されていることをご確認ください。
URL:http://www.nanozoomer.jp/
ID・パスワードは参加施設へメールにてご案内いたしております。
問題 | ファイル名 | 症例 | 検体種 | 腫瘍細胞含有割合の評価対象エリア | |
---|---|---|---|---|---|
問1 | TC-11 | 大腸癌 | 手術 | 赤線サークル内を評価 | |
問2 | TC-12 | 胃癌リンパ節転移 | FNA | スライドグラス上の組織全体で評価 | |
問3 | TC-13 | 小腸癌 | 生検 | 赤線サークル内を評価 | |
問4 | TC-14 | 膵癌 | FNA | スライドグラス上の組織全体で評価 | |
問5 | TC-15 | 大腸癌の肺転移 | 生検 | スライドグラス上の組織全体で評価 |
STEP3 評価結果(%)のエクセル『腫瘍細胞含有割合評価』欄への入力
『腫瘍細胞含有割合評価』欄へ、評価結果(%)をエクセルに入力してください(プルダウンメニューから選択してください)。
※腫瘍細胞含有割合評価の際の注意点
・腫瘍細胞含有割合評価は,「全有核細胞数に占める腫瘍細胞数」としてご評価ください。
(組織全体における腫瘍占有面積ではありませんのでご注意ください)
・上記の腫瘍細胞含有割合の評価対象エリアを確認の上,ご評価ください。
STEP4 エクセル『腫瘍細胞含有割合評価』欄への入力
『アンケート』欄へご回答ください。
回答用紙への記入の後、2021年11月15日(月)までに日本病理精度保証機構事務局(info@jpqas.jp)までメール添付にてご返信ください。
※一部施設にて回答をExcelデータに上書き保存できない箇所があるとの指摘を頂いております。
保存できない箇所については、メール記載で構いませんのでご回答をご教授いただけますと幸いです。
事務局にてデータに追記の上、お戻しさせていただきます。